神様はサウスポー(7)
念願の日本チャンピオンに登りつめた弾に、世界ランク8位『L.A.の死神』ミック・アルバラード戦が組まれる。
だが、アメリカへと渡った弾はトラブルに巻き込まれ、左腕を負傷してしまう。
完治しないままリングに上がった弾に、『死神の右(カマ)』呼ばれるミックの強烈な右ストレートが炸裂する……。
世界ランク8位のミック・アルバラードに勝利した弾の次の相手は、世界ランク5位のデュラン・マイケル。
10年前、リッキーという少年に出会った弾は、いずれボクサーとしてリングで闘うことを誓い合った。
そのリッキーこそがデュランだった。
二人に約束を果たす時が訪れた。
ついに運命のゴングが鳴り響く。
デュランが吐血、その余命がいくばくもないことを知り衝撃を受ける弾。
そんな中、勝負はいよいよ最終ラウンドへ。
最後の力を振り絞り、デュランは最後の一撃に懸ける。
ライバルそして友人として、弾はその一撃をかわすと、渾身の左を放ちデュランの気持ちに応える。
二人の勝負にいよいよ決着の時が……。
世界ランク2位のケニー・トミヤマとの一戦で、「クモの巣」と呼ばれるその華麗なフットワークに翻弄されダウンを喫する弾。
だが、病気と闘うデュランの声が心に届き、10カウント寸前で立ち上がる。
デュラン、友樹といったライバルたちと再戦する前に負けられない弾。
ついにその「神の左」がケニーを捉える。
世界チャンピオンのジョン・フェニックスを敗り、WBC世界バンタム級の新チャンピオンとなった弾。
そしてバンタム級の統一王座を賭け、ついにWBA世界バンタム級チャンピオン・北村友樹との一戦をむかえる。
友人、そして永遠のライバルである二人の闘いは、互いに死力を尽くした凄まじいものとなる。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60009932